コンセントのない場所でスマホ・タブレットなどが充電できるモバイルバッテリー。持ち歩くのにとても便利ですが、外出中なだけに、どのくらいのペースで充電がたまっていくのかが気になるところ。
今回は、モバイルバッテリー・スマホ間の充電完了時間について調べてみました。充電スピードは「購入する時、何を見て判断すればいいの?」と疑問なあなたへ、ここでは、充電速度についてお伝えしています。
充電がフルになるまでの時間は短い方が助かる
充電完了までの時間。開始から1時間経っても、0%が10%までしか増えていないとガッカリしますよね。完了までの時間は短い方がいいんですよ!その理由を考えてみました。
充電中は機器を使わないほうがよい
どこかへ外出中や移動中、充電しながらスマホでゲームをしていたりMAPを開いていたりすることがあると思います。暇つぶしの動画視聴もありえるかも知れませんね。
でも、充電器にさしながらのスマホいじりは結構危険。
バッテリーの劣化をすすめて寿命を短くしてしまいます。充電器が熱い!と感じたら、発火・発煙の可能性がありさらに危険。最近起きたモバイルバッテリーの発火事故のように、自分ひとりだけでなく周りの人にも迷惑をかけてしまいます。
充電しながらの操作は、モバイルバッテリー・スマホ、それをつなぐ充電ケーブルすべての故障の原因なのです。
ケーブルでつないでおくのが邪魔
充電中は、モバイルバッテリー・スマホ間に1本のケーブルがあります。実はこれ、想像以上に邪魔なんですよ。
というのも、ケーブルが短い場合は、スマホの操作中にモバイルバッテリーも同時に持つ必要があるため。また、ケーブルが長い場合は、途中で絡まったりどこかへひっかけてしまうおそれがあるため。
その結果、モバイルバッテリーを落として傷をつけたり壊してしまったり。ケーブルも断線します。
最近は、「ワイヤレス」というケーブルいらずの充電方法が注目を浴び始めましたよね。たしかに、ケーブル自体がないので断線して充電ができなくなる可能性はゼロになりますが、移動中、片手に持ちながら・カバンの中に入れながらの充電はできません。
充電が速くなれば、すぐにスマホ使えるようになり、ケーブルのわずらわしさや充電場所の確保などからもすぐに解放!充電が終わるのは速いに越したことがないんです。
充電完了時間は「出力」で判断
購入の際によく見かける文言。
「大容量!スマホを約4回フル充電できる」
「6700mAhのモバイルバッテリーはiPhone7を約2.4回、iPhone7Plusを約1.6回充電可能」
など。充電可能な回数は、モバイルバッテリーの容量と充電させる機種のバッテリー容量によって異なります。また、モバイルバッテリーはスマホを充電させることにパワーを使うので、そっくりそのままの容量で充電はできず、大体約3~4割減った容量が実質の値となります。
バッテリー容量が大きければ、スマホを何回も充電できますしタブレット・ゲーム機など大きな容量の機器も充電可能。そのため、購入の際はどんなデバイスを充電させたいかによって、バッテリーの容量だけを見て判断する人がいます。
モバイルバッテリー選びは容量がポイント!と思われがちですが、実はその裏で「出力電流(アンペア:A)」との関係も考える必要があります。
ポイントは、最大出力電流の数値が高いと充電が速くなり、対応機器も多くなること。例えば、タブレットを充電するなら出力2.0A以上が必要。出力1.0Aは、スマホへの急速充電、タブレットへの充電ができません。
注意点は、同じモバイルバッテリーを使っていても、スマホのバッテリーの容量や寿命によって充電完了時間が変わることです。
モバイルバッテリーのなかには、接続したモバイル機器に最適な出力で電流を流してくれるものがあります(自動判別・自動検知)。急速充電が可能でモバイル機器への負担も減。モバイルバッテリー本体の電池も無駄にしませんし、出力ポートを選ぶ必要もありません!
急速充電可能!おすすめモバイルバッテリー
急速充電(高速充電)ができるモバイルバッテリーをピックアップ。ここでは、6つご紹介しています。
PHILIPS|DLP6712N/10000mAh
USBポートを2つ搭載。2台同時に充電できつつ、片方は出力2.1Aで急速充電が可能です。また、入力にType-Cポートを追加で搭載。最大2A(急速)で、MacBook・AndroidなどType-C×Type-Cケーブルでも本体チャージが可能です。
DLP6712Nは、スマホを充電しながら本体チャージができるパススルー機能付き!さらに、充電中に発生しやすい高熱から本体を守る「NTCサーミスト」搭載で、高温を検知して自動ストップします。
価格 | 3,280円(税込) |
Poweradd Pilot X7/20000mAh
大容量20000mAhの急速充電可能なモバイルバッテリー。USBポートが2つあり、出力が3.4A+3.4Aもあります。2台同時に充電できるモバイルバッテリーは出力1.0A+2.1Aのものが多いので、この製品は超急速だということがわかります。
大容量にもかかわらず、大きさはiPhonePlusシリーズの少し厚みが増したくらい。ショート・過電圧・過電流・過充放電・バッテリPTCの保護回路を搭載しているので、安心して使えます!
Poweradd Pilot 4GS モバイルバッテリー/12000mAh
iPhone専用のモバイルバッテリー。付属のLightningケーブルはMFi認証なので、Apple社製品のどの機器にも使えます。Android用の充電ケーブルを使えば、Xperia・Galaxy なども充電可能です。
こちらの製品はスマートチップを内蔵しているので、接続した端末の入力電流を自動で検知!最適な出力で充電できます。出力は3A+3Aで、急速に2台同時充電が可能。iPhone6を4回、iPadMiniを1.5回フル充電できます。
PHILIPS【Amazon限定】DLP2101Q/10000mAh
iPhone8を約8回、iPadAirを約1回、その他いろいろな機器が複数回充電できる大容量のモバイルバッテリー。USBポート・TYPE-Cポートがあり2台同時充電可能。出力は最大3Aとなっています。
LGブランドの高性能バッテリーを搭載。さらに、過電流・過電圧・過熱・ショートを防ぐ多重回路保護機能を搭載しています。アルミ合金でできていて、片手で持てるほどの重さとサイズ。長期間安心して使えるだけでなく、持ち運びにも最適なモバイルバッテリーです!
PHILIPS DLP6100/10000mAh
同じPHILIPSが展開している、「ケーブル内蔵型」のモバイルバッテリー。MFi認証のLightningケーブルが1本内蔵されています。
大容量で、出力は急速充電対応の合計2.1A。薄さ13.9mmなのでカバンのポケットなどに収納しやすく、表面にUV塗装がされているので傷・汚れがとてもつきにくいモバイルバッテリーです。
BUFFALO モバイルバッテリー 自動判別/6700mAh
手のひらほどのとても小型なモバイルバッテリー。テレビで紹介されたほど話題となっている製品で、重さ約124g(みかん1個分)の軽量さが魅力です。
こちらの製品、iSmart2.0出力自動判別機能を搭載。接続された機器を自動的に検知して、その機器に最適な電流を流し無駄のないスピードで充電してくれます。出力は最大2.4A。iPhone6sを約2.5回、iPhone6s Plusを約1.5回フル充電可能です。
充電は「速い」のが1番かも!
今回は、急速充電の大切さについてお話してきました。充電中にスマホが触れない、充電中のケーブルが邪魔。それを解決する1つの手段として「急速充電」が大いに活用できます!急速充電タイプのモバイルバッテリーは、時間・電池をムダにしたくない!という人にオススメ。購入の際は、ぜひ「出力」にも注目してみてくださいね。