「スマホの電池切れを心配せずに、たくさん使いたい!」
音楽や動画の視聴・SNS・オンラインゲームなど、スマホやタブレットを常に起動していたい人にはこのような強い願いがありますよね。
そこで欠かせないのがモバイルバッテリー。外出先・家の中、いろんなところで充電できる便利アイテムです。
モバイルバッテリーの選び方はさまざまですが、そのなかでもすぐに見分けられて判断材料になりやすいのが価格!「安い」「セール品」「しかも大容量!」という言葉にすぐに飛びついてしまうのではないでしょうか。
でも、それだけだと結局ムダな出費をしてしまう可能性があります。
ここでは、
「安いだけだとなぜダメなの?」
「安いものでおすすめなのは?」
と気になるあなたへ、安いモバイルバッテリーの危険性についてお話ししていきます。キャンペーン・セール情報を見逃さないコツや、おすすめ商品もご紹介!
目次
「安い」だけじゃ不安!すぐに使えなくなるかも
「安い=〇円?」
あなたは、格安のモバイルバッテリーっていくらぐらいだと感じますか?一般的には、1,000円未満。100円均一ショップでも販売され、家電量販店・コンビニ・ドラッグストア・通販サイトなど身近な場所ですぐに買えるようになりましたよね。
安いモバイルバッテリーは、以下のようなコストをカットしている可能性があります。
- 高品質のリチウムイオン電池
- 安全回路設計
- 安全性に関するテスト
- 人件費・製造費
軽さ・小ささを重視してアピールするため、バッテリー容量を偽って大きく表記する粗悪品も。
これらのコストカットをしている製品を使うとどうなるのか?すぐに使えなくなって、新しいものを買うはめになるんです。故障はもちろん、発火・爆発などの危険なトラブルが発生することも。
仮に、10,000円のものが激安なセール価格で売られているなら安心できるかもしれません。でも、通常価格で「安い」ことをアピールしている製品を買うときは注意!どのようなポイントを見て選べばいいか。お伝えしていきましょう。
粗悪品との区別をつけるには「マーク」を見ること
安全な製品かどうかを判断するために、各種認定マークの有無をチェックしましょう!モバイルバッテリーの本体や取扱説明書に表記されています。
CEマーク
出典元:テクノロジー・インターナショナル・ジャパン株式会社(2019年6月時点)
すべてのEU(欧州連合)加盟国の基準を満たす製品に付けられる基準適合マーク。製品の使用者が、同じように健康・安全・環境に関して保護されることを目的としています。
RoHS(ローズ)
電気・電子機器の中に、危険な物質(鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB・PBDE)を使うことを禁止する欧州連合の指令。生産~処分まで、環境・健康に及ぼす危険が最小限になることを目的としています。2019年7月22日からは、制限物質を4つ(DEHP・BBP・DBP・DIBP)追加。合計10物質に拡大します。
WEEE(ウィー)
電気・電子機器の廃棄物という意味。製品本体とその廃棄物の処理について、リサイクルや再利用で資源消費・環境汚染が減ることを目的としています。
リサイクルマーク+Li-ion
出典元:経済産業省(2019年6月時点)
Li-ionは「lithium ion (リチウムイオン)」。希少資源の有効活用・再利用が目的のリサイクルマークと組み合わせて、リチウムイオン電池のリサイクル推奨を表しています。
このマークがあれば、廃棄時はスーパーや家電量販店にあるリサイクルボックスに入れればOK。ほかにも、ニカド電池(Ni-Cd)・ニッケル水素電池(Ni-MH)・小型シール鉛蓄電池(Pb)とリサイクルマークを組み合わせたものがあります。
PSE(電気用品安全法)
出典元:一般財団法人日本品質保証機構(2019年6月時点)
モバイルバッテリーが2018年から取得必須になった「PSEマーク」。電気用品安全法に基づいて製造・輸入された電気用品に表示されています。2019年2月1日の完全施行後は、認定の受けていないモバイルバッテリーは国内販売・ゆnができません。
PSEマークは「〇+PSE」「◇+PSE」の2種類あります。モバイルバッテリーは「〇+PSE」が正解。もし、そのほかのPSEマークを見つけたら「本当に取得してるの?」と疑っても良いかも。
「安全回路設計」の記載も要チェック
マークと合わせて確認したいのが、「安全回路設計」の有無。「安全制御チップ」や「各種保護機能」を搭載しているかどうかをチェックしましょう!
リチウムイオン電池は温度変化に弱く、発火・爆発のおそれあり。
その原因として、
- 過充電
- 過放電
- 過電圧
- 過電流
- 過熱
- 短絡(ショート)
などがあげられます。どれも、イレギュラーな使い方の場合だけに限らず、正しく使っていても起きる可能性があるトラブル。いきなりカバンの中でボンっと爆発した事例もあります。
安いモバイルバッテリーには、このような安全機能を搭載していないものがあります。安全に持ち歩いてまわりの人に迷惑をかけないためにも、かならずチェックするべき項目だといえるでしょう。
モバイルバッテリーの失敗しない選び方について
せっかく買ったのに壊れてすぐに使えなくなった。お金も資源ももったいないですよね!
安いモバイルバッテリーを選ぶときのポイントを紹介します。
選び方〜使いやすさ・安全性を重視〜
失敗しない選び方のポイントってたくさんあるんです。価格を見るのも大切ですが、それよりも重要なのはあなたがどんなときにどうやって使いたいか。そして、安全に使えるかどうかです。
では、各種保護機能などの安全性のほかには何を見ればいいのか?ざっと簡単に記載しておきますね!
ポイント | 意味&効果 |
バッテリー容量(mAh) | フルチャージ後デバイスを充電できる回数 |
USBポート数 | 1回の起動で同時充電できるデバイスの台数 |
大きさ・重さ | 持ちやすさ・携帯性 |
デザイン | 見た目の満足度 |
表面加工 | 耐衝撃・耐熱・すべり止め・傷・汚れ防止・防水 |
出力 | デバイスの充電スピード |
入力 | モバイルバッテリーへのチャージスピード |
ほかにも、「ケーブル内蔵」でサッと充電できたり「ワイヤレス」で置くだけ充電ができたりするものがあります。
ちなみに、充電のし忘れや移動中の充電に便利なのが「急速充電タイプ」。見るべきポイントは、出力5V/2A・出力20W程度・USB PD(USB Power Delivery)対応・QC(Quick Charge)です。
充電以外の機能もチェック
近ごろ、充電だけでなくいろいろな機能を兼ねそなえた製品が増えてきました。
たとえば、
- ACアダプター
- LEDライト
- スマホケースとの兼用
- 電子ライター
- ソーラー充電
- ジャンプスターター
など。出張・旅行先のホテルでコンセントが節約できるACアダプターつき。地震・津波などの災害や、キャンプ・BBQなどのアウトドアに役立つソーラーパネル&LEDライト搭載。あなたがどんなときにモバイルバッテリーを使いたいかで決めるとGOODです。
▼選び方について詳しくはこちらもご覧ください!
期間限定で安い!キャンペーン・セールを見逃さない!
できるだけ安く買いたいなら、キャンペーンやセールなどを利用するのが吉。高価でなかなか買えないものもGETしやすくなります。値引きだけじゃなく、大量のポイントがもらえるイベントもチェック!次回のお買いもので商品が安くお得に買えますよ。
見逃さない方法は、
- Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングのアプリをインストール
- LINEの公式アカウントを友達登録
- SNS(Twitterなど)の公式アカウントをフォロー
など。キャンペーン情報や目玉商品、スタート・終了時の通知がくるので大変便利です。これだけでも、お得な情報を見つける確率がぐんと上がりますよ!
【PSE認証品】おすすめモバイルバッテリー
安い&安全なモバイルバッテリーをピックアップ。安全機能を搭載している商品はたくさんありますが、そのなかでも、以下を基準に選んでみました。
- 5,000円以下
- 安全回路設計
- PSEマーク取得&表示
- 大容量(10000mAh以上)
PHILIPS|モバイルバッテリー 大容量 軽量 薄型 Type-C DLP6712N
価格:2,580円(税込)
容量:10000mAh
本体チャージにType-Cケーブルが使えるモバイルバッテリー。薄さ1.2cmで収納しやすく、耐衝撃・耐熱のPC-ABS樹脂を採用で傷・汚れがつきにくい素材。表面がマス目状になっており、サラッとした手触り&滑り落ちを防ぎます。
過充電などの安全制御チップ搭載に加えて、上記のような認定マークを取得。PHILIPSの独自技術「NTCサーミスト」で体温計のように温度を測り、高温時は自動で動作がストップします。
Anker|PowerCore 10000 Redux モバイルバッテリー
価格:2,999円(税込)
容量:10000mAh
3,000万人が支持するAmazon第1位の充電製品ブランド「Anker(アンカー)」。独自技術PowerIQとVoltageBoostにより、接続したデバイスは最適なスピードで充電できます。過電流を防ぐ低電流モードはイヤホン等の小型電子機器に大助かり。
ArjanDio モバイルバッテリー 大容量 薄型 軽量
価格:2,280円(税込)
容量:10000mAh
学研プラスが発行するモノ・トレンド情報誌「GetNavi」に掲載。デバイスが100%充電されると自動でストップするので過充電が防げます。オートUSBシステム(AUS)機能を搭載で、接続したデバイスに最適な電流を供給。効率良く急速充電ができます。
サンワダイレクト|モバイルバッテリー ACプラグ内蔵 大容量
価格:3,980円(税込)
容量:10000mAh
折りたたみ式ACプラグの搭載で、旅行・出張など外泊時の荷物を削減!デバイスの充電が完了したら、自動的に本体チャージが始まる「おっかけ充電(パススルー充電)」が特長です。縦105mm×横58mmの手のひらサイズ。
Superway|LEDランタン3色切替電球色 モバイルバッテリー
価格:3,599円(税込)
容量:11200mAh
BBQ・キャンプ・海水浴など、アウトドアにピッタリなLEDランタン(無段階調光&3つの点灯モード付き)&モバイルバッテリー。CE・RoHS・PSE認証済みで高品質!IP65等級防水防塵認証済みで、水・砂・ホコリのあるところでも故障の心配がなく使えます。
2,000円以下で買える安全なおすすめモバイルバッテリー
さらに安い&安全なモバイルバッテリーをお届けしますね。
- Amazonで2,000円以下
- 安全回路設計
- PSEマーク取得&表示
こちらを基準にピックアップしました。
Anker|PowerCore 5000 スティック型モバイルバッテリー
ポケットや化粧ポーチに収納しやすく、握りやすいので落下も防げるスティックタイプ。Anker独自技術PowerIQ&VoltageBoost搭載で、接続したデバイスに最大2Aで急速充電します。
価格:1,899円(税込)
容量:5000mAh
Lucky|モバイルバッテリー 大容量 LCDスクリーン
価格:1,399円(税込)
容量:16800mAh
モバイルバッテリーの一般的な使用寿命(500回)と比べて、900回多いのが特長。アルミ合金製で頑丈&軽量の超大容量モバイルバッテリーです。サイズはiPhone XSより少し小さめでコンパクト。PSE・RoHS・FCC・CE・UN38.3の認証マークがついています。
deep power|モバイルバッテリー 業界最軽量 小型 クラス 大容量
価格:999円(税込)
容量:10000mAh
業界最小・最軽量クラス(2019年5月時点)の持ち運びやすいモバイルバッテリー。安全性の高いリチウムポリマー電池を採用し、各種安全保護機能を搭載。Type-C・microUSBケーブルで本体チャージが可能です。PL保険対応。
「安い・小さい・軽い・かわいい・かっこいい」だけはNG
モバイルバッテリーは、家電量販店やネット通販などいろんな場所で買えますが、1番てっとり早く比較できるのは「価格」。でも、それだけですぐにポチッと購入してしまうのは危険です。
また、「小さい」「軽い」「かわいい」「かっこいい」「ちょうど良い容量」だけで買ってしまうのもなるべく控えるようにしましょう。安くても安全なものを使えば、安心して長く使えますよ。
欲しいものがちょっと高いな~と感じたら、キャンペーン情報をチェック!Amazonタイムセール祭りやYahoo!くらしの応援クーポンなど、毎月開催のイベントを待ってみても良いかもしれませんね^^