ケーブルと接続しなくても、置くだけで充電がはじまるワイヤレス充電。ケーブルを用意したりコネクタの不具合を気にしたりする必要がないので、とてもラクに充電ができます。
ただ、いざやってみるとうまくいかないことがあるんですよね。本体もスマホも特に故障している様子はないし、何がおかしいんだろう?と頭を抱えてしまいます。
そこで今回は、
「なぜワイヤレス充電がうまくいかないの?」
「ちゃんと充電できるようにするには?」
と困っているアナタへ。ワイヤレス充電でよくある不具合&正しい充電の仕方を紹介していきます!
目次
原因を探るチェックポイント
まずは、ワイヤレス充電を正確にするためのチェックポイントを見ていきましょう!
Qi対応機種かどうか
ワイヤレス充電器を購入する前に、Qi対応機種かどうかをチェックしましょう。
たとえば、大手携帯キャリアのdocomoのスマートフォンでは、以下のような機種がQiに対応しています(2019年5月時点)。
- V30+
- JOJO
- Galaxy Note9/S9/S9+
- Xperia XZ3/XZ2 など
ワイヤレス充電が注目されたくさんのメーカーが商品の取扱いをはじめるようになったのは、2017年のiPhone8/8Plus/Xに対応しはじめたころから。それ以前にも、GalaxyやAQUOS PHONEなどのAndroid端末が対応していますが、Qiは最近発売されたスマホ機種にしか対応していないというのが基本です。
iPhone6Sを使っているわたしは、Qi非対応。そのままだとワイヤレス充電はできませんが、別売りのiPhone用Qiレシーバーをつければ可能です。
ケースの厚さは充電距離を超えていないか
充電のたびにケースを外すのってとても面倒ですよね。ワイヤレス充電器には、電流を流せる距離が各商品で決まっています。商品概要欄・説明欄などに記載されている可能性が高く、書かれていなければ「ケースをつけながらの充電はできません」などという注意書きが。スマホケースを装着している場合は、充電距離の長めのもの(7mmなど)がオススメです。
ケースの種類は適合しているか
ケースの素材や形状っていろいろありますよね。
- ソフト(TPU)
- ハード(ポリカーボネート)
- 背面ガラス
- 手帳型(薄め・厚め)
- バンパー(アルミ)
- アルミパネル
- バンカーリング付き
一般的なソフト・ハード・背面ガラスのケースは問題ありませんが、注意が必要なのは厚みのある手帳型や全面が充電器と水平に置けないケース。接地面に少しでもすき間があると、安定して充電できません。何回かチャレンジすれば充電できるかもしれませんが、充電が不安定だと・・・あまり役に立ちませんよね。
間に異物が挟まっていないか
スマホ・充電器の接地面もしくはコイル同士の接触部分に、給電をさまたげるものが挟まっていると充電がうまくいきません。上記のスマホケースもそうですが、金属類や磁気を帯びたものはNGとされています。
たとえば、クレジットカードや手帳型ケースの止め具にある磁石など。金属類は充電がうまくいかないだけでなく、発火・破損するおそれがあるので、特に注意が必要です。
スマホの置き方は正しいか
ポンッと置くだけのラクラク充電が魅力のワイヤレス充電器ですが、置き方には注意が必要です。
そもそもの話ですが、スマホをワイヤレス充電器へ置くときは、内蔵のコイル同士をきちんと接触させるのが条件。置いたときに少しはみ出していたり、充電中になにかの拍子でズレたりすると充電ができません。充電が途切れてしまうのもこれが原因です。
ワイヤレス充電器にはパッド型やスタンド型などいろんなかたちがあり、どのようなシーンで使いたいかによって充電器を選びますよね。ポンッと置くだけで確実に充電をするなら、充電器内蔵のコイルが複数あると安心。給電範囲が広くなるので充電の効率がアップします。
Qi非対応ならQiレシーバーを使おう
ワイヤレス充電をしてみたい!でも、Qi対応機種じゃないから残念だな~と感じているアナタ。Qi非対応でも後付けのQiレシーバーを使えばワイヤレス充電が可能になります。
Qiレシーバーは、端子をLightningコネクタに接続するだけの簡単装着。スマホの背面へぐるっと回してケースの中にでも入れておけば、いつでもワイヤレス充電可能なスマホへと早変わりします。
ただ、スマホの端子が埋まってしまうのが難点。ワイヤレス以外の充電方法がしにくくなります。また、厚みがあるとケース内におさめられないので、Qiレシーバーを宙ぶらりんなままで使用することに。両面テープで固定するというテもありますが、見た目がちょっと気になるかもしれませんね。
充電のたびにレシーバーを取り付けてワイヤレス充電・・・っていうのは、ケーブルありの充電とあまり大差ないと感じます。
Qiレシーバーのオススメは、超薄型!薄型が基本ですが、そのなかでも「ケースに入れられる」と記載されているものが良いです。たとえば厚さ0.5mmなど。Type-C用・Android用・iPhone用で端子が違うので、購入するときに注意しましょう。
Ewin®|Qiレシーバー Androidスマホ
極薄0.5mmでさまざまなケースに対応
いろいろなQiレシーバーのなかでも、極薄(0.5mm)&軽量が魅力のレシーバー。スマホの背面に貼り付けたりケースのなかにおさめたりしても、装着感がありません。実際に手元にないとケース対応かどうかが判断できないQiレシーバー。極薄なら、さまざまなケースに適合しやすいので安心ですね。価格も680円(税抜)と、1,000円以下でとてもリーズナブルです。
ワイヤレス充電しやすいオススメ商品
ガジェリッチおすすめのワイヤレス充電器は、「Philips」製品!2018年3月現在は、パッド型・モバイルバッテリー・シガーチャージャーの3種類が発売されています。
PHILIPSワイヤレス充電器の特長
Philipsのワイヤレス充電器の大きな特長は、以下の4つです。
- ケース厚さ7mmまでOK
- 出力10Wまでの急速充電対応
- 異物自動検知・LEDでお知らせ
- 充電中熱くならない安全回路設計
iPhone6Sが厚さ7.1mm。スマホケースは、それくらいの厚さまでOKです。また、QC2.0以上の充電器を間にはさめば、従来のワイヤレス充電器よりも速く充電が完了します。
給電を知らせるLEDランプは、スタンバイ時・充電中に点灯。さらに、金属検知機能を搭載しているので、間に金属が挟まっているとLEDが点滅して知らせてくれます。
保証期間は安心の1年間。過熱・過電流・過電圧・ショートを防ぐ安全保護機能搭載で、充電器本体が熱くならず安全に長く使えます。
将来のために買い換えるのもありかも!
今までの有線充電器。ケーブルの断線で何度もケーブルを買い換えたという人もいるはず。一方、ワイヤレス充電器はその心配がなく余計な費用もかかりません。ケーブルをさしっぱなしだと過充電になり、充電器やスマホの寿命を縮めてしまうのも難点。Qi対応機種をもっている人なら、ワイヤレス充電をするのがオススメです!
また、今後スマホ・iPhoneの新機種には、Qi対応の機能が当たり前のように搭載されるでしょう。ワイヤレス充電器を1つ買っておいて、いまはQiレシーバーを利用。将来はレシーバーいらずにしてみるのはいかがでしょうか^^