【モバイルバッテリー】飛行機持ち込み条件は国内線＆国際線で違う。オススメ商品も紹介します！

空港の手荷物検査ってなんだか緊張しませんか？悪気はないのに・・・と思っても何か問題があるとひっかかってしまい、再検査へ。思わぬ時間がかかって搭乗時間に間に合わないかもしれません。

また、その場にいる人たちからの注目を浴びる可能性もアリ。「手荷物の中身や服装は大丈夫かな？」となんだか不安ですよね。

特に、金属類や電子機器系。学生のころ、修学旅行でズボンのベルトやスプレータイプの整髪剤にチェックがかかったことを覚えています。

飛行機内で使いたいものといえば・・・スマホ・デジカメ・PC・自撮り棒など。その電源確保に必要なのがモバイルバッテリーです。

モバイルバッテリーは、預け入れ不可＆機内持ち込みOK。でも、ちょっとした注意が必要です。

ここでは、

「なんで預け入れちゃダメなの？」

「どんなモバイルバッテリーでも持ち込んでいいの？」

「どれくらいの容量ならOKなの？」

と、どこでもモバイルバッテリーを持ち歩きたいアナタへ。預け入れできない理由や各航空会社の条件、さいごに機内持ち込みOKのモバイルバッテリー製品を紹介しています！

1 モバイルバッテリーのリチウムイオン電池がカギ
- 1.1 リチウムイオン電池＝予備バッテリーなら不可
- 1.2 リチウムイオン電池は危険物
2 各航空会社の持ち込み条件
- 2.1 国内線
- 2.2 国際線
3 ワットアワー〈Wh〉を計算してみよう！
4 持ち込みOK！おすすめモバイルバッテリー
5 飛行機内も楽しんで！

モバイルバッテリーのリチウムイオン電池がカギ

超小型でくり返し使えるリチウムイオン電池。スマホ・PC・デジカメ・モバイルバッテリーに内蔵されています。このうち、スマホ・PCなどの「電子機器」は、完全に電源をOFFで預け入れOK。ただし、激しい衝撃・揺れにより万が一の作動・破損を防ぐために、頑丈なスーツケースへ入れて衣類等で包んで保護する必要があります。

リチウムイオン電池＝予備バッテリーなら不可

Lithium ion battery

一方、モバイルバッテリーやデジカメ本体から外されたバッテリーは「予備バッテリー」としてみなされ、預け入れNG。電子機器に内蔵されていないタイプのものです。機内持ち込みとなり、容量・個数にも制限がかけられています。

リチウムイオン電池は危険物

Hazardous Material

なぜ、モバイルバッテリーは預け入れができないのか。簡単にいうと、リチウムイオン電池が搭載されているからなんですね。

リチウムイオン電池は、くり返し充電・放電ができ、軽くて小さいのにもかかわらず大容量。1度充電すれば長時間使えるので、スマホ・PCなどのバッテリーとして多く利用されています。

でも、衝撃や温度変化に弱く、発火・発煙・機器の故障などを引き起こしやすいのが難点です。過去には、飛行機内でモバイルバッテリーが発火したという事故が起きており、そのほかのトラブルも年々増加。そのため、2018年2月1日PSE法改正でPSEマークが表記されるようになりました。

ついに、モバイルバッテリーが電気用品安全法（PSE法）の規制対象に！

各航空会社の持ち込み条件

実際に、各航空会社の機内持ち込み条件について見ていきましょう！

国内線

	Wh	可否	個数
全日本空輸（ANA）	100Wh以下 100Wh～160Wh以下 160Wh超	〇〇 ✕	制限なし 2個まで -
日本航空（JAL）	100Wh以下 100Wh～160Wh以下 160Wh超	〇〇 ✕	制限なし 2個まで -

機内持ち込み・お預け手荷物は、2017年7月1日に改正された国際民間航空機関（ICAO）によって定められています。上記のように、国内線であればどの航空会社を利用しても同じ条件。モバイルバッテリーは、ワット時定格量160Wh以下のものであれば持ち込みOKということになります。

国際線

日本から出発するときは上記のとおり。でも、海外から日本への搭乗は海外の航空会社にしたがう必要があります。

	Wh	可否	個数
アメリカン航空	100Wh以下 100Wh超～160Wh以下 160～300Wh	〇〇問い合わせ	制限なし 2個まで -
ユナイテッド航空	100Wh以下 100Wh超～160Wh以下 160Wh超	〇〇 ✕	制限なし 2個まで -
大韓航空	100Wh未満 100～160Wh	〇〇	※合計5個まで 2個まで
ブリティッシュエアウェイズ	100Wh以下 100Wh～160Wh以下 160Wh超	〇許可が必要 ✕	4個まで 2個まで -