2011年の東日本大震災をはじめ、3年前には熊本地震。最近では、南海トラフ巨大地震の話題を中心に震度7以上の大きな地震が起きると懸念されていますよね。
地震に対しての備えは万全でしょうか?非常用持出袋を置いていたり家族と緊急避難時の話し合いをしたりと、何かしらの対策をしていると思います。
いつも持ち歩いているスマホは、災害時にも手放せない情報伝達ツール。でも、電池がなくなってしまうと使い物にならず、自身のまわりで起こっていることが把握しづらくなってしまいます。
スマホの電源確保に役立つのは「モバイルバッテリー」!本体へバッテリーが残っていれば、いつでもどこでもスマホの充電ができるスグレモノです。
ここでは、
「災害時の電源確保はどうすればいいのか?」
「スマホの電源はどこから取ればいいのか?」
「災害時に役に立つものはなにかないのか?」
と、気になっているアナタへ。災害時に役立つモバイルバッテリーを紹介しています。
災害時、スマホの存在は生命線に
地震・津波・土砂崩れ・噴火などで実際に災害にあったとき、情報伝達ツールの1つ「スマホ」の存在は生命線にもなり得ると考えられています。地震がくる直前には緊急地震速報が。
また、災害時には
- 安否確認
- 安全な避難場所を知る
- 救援物資の情報
- 気象情報
など、さまざまな場面で役に立ちます。小さな子供がいる家庭では、余震や慣れない避難所での気を紛らわすアイテムに。
でも、スマホの電池を被災中に、どのように維持していけばいいのかが問題です。
手回し充電器タイプの懐中電灯にスマホ用の充電端子が付いているものがありますが、回しても電池が貯まりにくく、疲れやすいのが難点。また、避難所でスマホ充電コーナーが設置されますが、多くの人が利用するので満足に充電ができません。盗難にあうなど、トラブル発生の可能性もあります。
自分で準備しておけば安心!スマホの電源確保にピッタリなのがモバイルバッテリーなんです。
災害時のチャージ方法も考えよう
災害時、スマホの電池だけでなくモバイルバッテリー自体の電池残量も気にする必要があります。満充電状態でスマホのフル充電可能回数が2回ほどの少なさだと、すぐに使えなくなってしまいますよね。
充電式
もっともメジャーな、コンセントやUSBポートに接続してチャージするタイプのモバイルバッテリー。本体とは別に、チャージ用のケーブルも必要なものがあります。ポーチなどに入れて一緒に保管しておけばいいのですが、日常的にモバイルバッテリーを持ち出している場合は自宅に置きっぱなしでチャージできなくなる可能性が。
スマホ充電用のケーブル&本体チャージ用のケーブルなどが内蔵されているモバイルバッテリーだと、災害時にも「ケーブル忘れ」の心配がなくなります。
乾電池式
乾電池式のモバイルバッテリーは、電池を入れ替えれば電気が使えない環境でもスマホの充電が可能です。電池を何個も使うので普段使いには向いていませんが、災害時こそ大活躍してくれるタイプ。ただ、充電スピードが遅かったりフル充電までにたくさん電池を使ったりと難点もいくつか。予備の電池を何個も用意しておく必要があります。
ソーラー充電式
ソーラーパネル搭載のモバイルバッテリー。太陽の光を利用してバッテリーがチャージできるため、登山・釣りなどのアウトドア用として重宝されています。天気が良く、太陽の光が出ていればチャージが可能。ケーブルでのチャージもできるタイプだと、どちらからでも電源が確保できて便利です。
ACアダプター付き
モバイルバッテリーとACアダプターが一体化しているタイプ。充電式・乾電池式・ソーラー充電式など、さまざまなモバイルバッテリーに「ACアダプター付き」があります。
避難所・一時滞在施設など停電時でも自家発電に切り替わる施設があり、そこではコンセントも使えるようになります。ACアダプター付きなら、チャージ用のケーブルいらずで荷物削減。コンセントから直接本体へチャージ&スマホの充電も可能です。
災害時のモバイルバッテリーはこれ!
災害用のモバイルバッテリーの選び方は、以下の4つのポイントが重要です。
Point
・チャージしやすい
(乾電池式・ソーラー充電式・ACアダプター付きなど)
・大容量
・充電しやすい(ケーブル内蔵など)
・耐衝撃・防水・防塵
見落としやすいのは、上記でお話ししたように、モバイルバッテリー本体へのチャージ方法がどのようになっているか。大容量でチャージ回数が少なくてすむものや、ケーブル内蔵で別途持ち出す必要がないものが役立ちます。チャージのスピード(電圧)も速い方が良いですよ。
また、停電・避難するほどの大きな災害が発生したときは、余震などで二次被害にあう危険性アリ。雨や水のなかを移動したり、外で過ごす時間が長くなったりする可能性も考え、衝撃・水に強く、ゴミやホコリで故障しにくいアウトドア用のモバイルバッテリーが安心です。
PHILIPS|Type-C入力 大容量 モバイルバッテリー PSE適合品 DLP6712N
10000mAh・Type-C入力
薄型&コンパクトで携帯しやすいモバイルバッテリー。表面がPC+ABS樹脂仕様で、耐衝撃・耐熱に優れています。細かいマス目状の滑りにくさも魅力!
デバイスへの充電にはケーブルは別途必要。でも、本体のチャージにはMicro USBとType-Cの2種類のケーブルが使えます!
特に、Type-Cポート搭載のスマホ・PCを持っている人におすすめ!避難するときは、Type-C×Type-Cケーブル1本で十分なんです!
価格 | 3,280円(税込) |
RuiPu|モバイルバッテリー ソーラーチャージ
24000mAh・LEDランプ付き
iPhone6を8回、Xperiaを6回以上フル充電できます。普段は、付属のACアダプター×MicroUSBケーブルでチャージOK。非常時用として、ソーラーパネルからもチャージができます。まぶしく光るLED照明ランプも2つ搭載しており、暗闇で懐中電灯としても使えます。
RAVPOWER|ポータブル 電源 RP-PB054
20100mAh・コンセントあり
コンセントとしても使える多機能タイプ。ノートパソコンや小型家電への給電も可能なモバイルバッテリーです。スマホ約9回充電できるくらいの大容量にもかかわらず、見た目はちょうどペットボトル500mlほどの小ささが魅力。AC出力は2.4A、Type-C出力ポートも搭載しており、急速充電が可能です。
TSUNEO|モバイルバッテリー ソーラーチャージャー
24000mAh・高性能ソーラーパネル
2019年最新版!iPhoneXを6回、Galaxy S8を6回以上フル充電します。普段はUSBで、緊急時など屋外ではソーラーパネルでもチャージ可能です。SOS機能&とても明るいLEDライト付きで、夜間の避難に大活躍!
PHILIPS|モバイルバッテリー DLP6100
10000mAh・Lightningケーブル内蔵
スマホを約4回フル充電できる大容量モバイルバッテリー。出力2.1AのUSBポートとMFi認証取得のLightningケーブルが内蔵されており、2台同時に充電が可能です。重さ206g、薄さ13.9mmと軽量&コンパクトなので普段使いにもオススメ!汚れ・傷のつきにくいUV塗装が施してあります。
価格 | 9,980円(税込) |
RAVPower|ソーラーモバイルバッテリー
25000mAh・耐衝撃・IP66防水規格
頑丈な作りで、耐衝撃・防塵・防水機能を実現。LEDライトはSOS時の点灯パターンも含め3つのモードがあります。防塵規格はIP66の高性能タイプ。圧力の強い塵・水が直接当たっても壊れにくいのが魅力です。
モバイルバッテリーなどの電子機器は、使用していないときも放電して電池がどんどん減っていきます。でも、こちらは自然放電率が低い!非常用持出袋などに入れておいても、いざというときにチャージ不要でスマホの満充電が可能です。
パナソニック|急速充電器 BQ-CC57
単3形・単4形
充電式の乾電池単3形・単4形が計4本まで充電可能。USBポートがあり、モバイルバッテリーやACアダプターとしても使えます。
複数台持ちでさらに安心!
モバイルバッテリーの利点は、コンセントいらずでどこでも充電ができるということ。災害時にもそれを実現するために、本体へのチャージがしやすいもの・故障しにくいものを選ぶようにしましょう!
外出時は、「スマホ・充電器・予備電池」を普段からカバンの中に入れておくようにといわれているとか。
モバイルバッテリーも、非常用持出袋に1台と普段使いで1台など、複数台そなえておくと安心。万が一にそなえて、充電式・乾電池式・ソーラー式など、いろんなタイプを試しに使ってみてはいかがでしょうか。