モバイルバッテリーを選ぶときは、価格・デザイン・充電速度などいろんな特長をチェックしたいですよね。
なかでも、「バッテリー容量(mAh)」は重要視してほしいポイント。モバイルバッテリー本体の充電(チャージ)1回に対して、スマホやタブレットが何回充電できるかがわかります。
充電回数が把握できれば、チャージのタイミングがつかみやすいのでとても便利!外出先での急なバッテリー不足も防げます。
モバイルバッテリーは電池をためる力が少しずつ消耗していき、いずれ寿命がくる消耗品。バッテリー容量は増やしたくても補充できないので、はじめの購入で見極めるのが大切です!
そこで、
「この容量で何回くらい充電できるの?」
と気になるあなたへ、各容量の機種別充電回数とおすすめの用途をご紹介。保護機能や電気抵抗などによって少し回数がちがうので、いくつかの商品を参考にしながらお伝えします。
目次
使う端末のバッテリー容量を知っておこう
「mAh(ミリアンペアアワー)」とは、1時間に放電する電流量の単位。スマホ・タブレットに内蔵されているバッテリーにも同じ単位が使われています。
そのため、モバイルバッテリーだけじゃなく充電したいスマホ・タブレットの容量も知っておくことが大切!端末の種類・機種によって異なります。
iPhoneを例にして以下のバッテリー容量を見てみましょう。
機種 | 容量 |
iPhone 8 | 1821mAh |
iPhone 8 Plus | 2691mAh |
iPhone X | 2761mAh |
iPhone XS | 2659mAh |
iPhone XS max | 3179mAh |
iPhone XR | 2942mAh |
単純に計算すると、10000mAhのモバイルバッテリーはiPhone8を約5回フル充電(10000mAh/1821mAh)することになりますね。でも、モバイルバッテリーとスマホ間には電圧のちがいがあるため、2〜4割ほどが変換ロスに。実際に端末へ送れる電気は、6000〜8000mAhほどで、多くても約4回分(8000mAh/1821mAh)になります。
では、以下より各バッテリー容量の回数や特長をご紹介!3つの異なるメーカー商品をみて、記載されている回数を参考にまとめました。機種別になっているので、あなたの充電したい端末に当てはめてくださいね。
【バッテリー容量】5000mAh
参考商品
Anker PowerCore 5000
・iPhone 11 Pro|1回以上
・Galaxy S8|1.2回
・Xperia XZ2|1回以上
・iPad Pro|0.5回
スティック型で、ガジェットポーチや化粧ポーチ、狭いズボンのポケットにもスッと入れられるのが魅力。Anker独自技術のPowerID・Voltageboostにより、接続したほぼすべての端末に最大2Aで急速充電します。
TNTOR モバイルバッテリー 軽量 小型 超薄
・AirPods|9回
・iPhone 8|2回
・iPhone X|1.3回
・Galaxy Note 8|1.1回
わずか6mmの薄さで重さも116gと軽量。とても持ち運びやすく、ポケット・カバン・ポーチなどにスッと収納できます。スイッチのON/OFFボタンがなく、ケーブル接続で自動給電。SmartIC・多重回路保護搭載で、端末へ最適な電気を送りながら安全に充電できます。
Omars モバイルバッテリー 3A出力 急速充電
・iPhone X|1.2回
・Galaxy X8|1.1回
USB-A・USB-Cの2ポートを搭載し、端末2台を同時充電。自動検知で最適な出力を流します。100円玉の半分未満の厚さで、電熱ベストのポケットにも収納ラクラク。表面の滑り止め加工で、握りやすく落下しづらいデザインです。
ちょっとだけ充電したい人向け
ちょっとだけ充電したい人や、すぐに充電できる環境にある人向けの5000mAh。スマホは1〜2回ほどフル充電でき、小型のワイヤレスイヤホン・USBカイロなどにも過電流にならず安心して使えます。
【バッテリー容量】8000mAh前後
参考商品
RAVPower モバイルバッテリー USB充電器 6700mAh
・iPhone x|1.5回
・iPhone XR|1.4回
・Galaxy S9|1.3回
折りたたみ式のACプラグは、入力電圧100ー240V対応で海外のコンセントにも使用可能。独自技術iSmart2.0により、端末に応じて最適な電流で急速充電します。手のひらサイズと玉ねぎ1個分(約195g)の軽さが魅力。
Super Mobile Chager ACプラグ内蔵型 80000mAh
・iPhone 8|2.9回
・iPhone 8 Plus|1.9回
・iPhone X|1.8回
PD3.0対応のType-Cポート、QC4対応のUSB-Aポートを搭載し、最大18Wの急速充電が可能。Qiワイヤレスもでき、最大10Wの急速充電が可能です。収納できるACプラグ内蔵で、外出先の荷物が減らせるスグレモノ。1%単位でわかるLEDのバッテリー残量表示がとても便利です。
▼商品の購入はこちら
ElephantStory モバイルバッテリー ケーブル内蔵 90000mAh
・Galaxy S9|1.7回
・iPad Air|1回
手のひらサイズで重さ172g。iPhoneのような大きさで、ポケットやカバンの中に入れやすいデザインです。Lightning・MicroUSB・Type-C・USBの4ポートであらゆる端末に対応。LEDスクリーン搭載でバッテリー残量がひと目でわかります。
複数台同時充電可能
毎日ちょっとずつ使用し、週末やふと気がついたときにチャージすればOKの8000mAh。スマホを1.5〜3回ほどフル充電でき、2台以上のスマホが同時充電できます。自分、友人・家族と同時にiPhoneやAndroidを充電したい人向け。
【バッテリー容量】10000mAh
参考商品
CIO-C511 モバイルバッテリー ケーブル内蔵
・Galaxy S8|2.8回
・iPad mini4|1.8回
ケーブル内蔵で、Lightning・MicroUSB・Type-Cの3種類に対応。iPhone・Androidが2台同時に充電できます。大きさはiPhone X/XRとほぼ同じ。片手で充電しながら、スマホの操作もラクラクです。
▼商品の購入はこちら
MOXNICE モバイルバッテリー 軽量 小型
・iPhone 8|2.5回
・iPhone X|2.3回
・iPad Pro|1回
iPhone XSの半分サイズで超小型タイプ。2つのUSB端子と大容量で、スマホ・iPadの2台同時充電が可能です。指紋防止・滑り止め加工済み。ピンク色でかわいく、シンプルでおしゃれなデザインです。
Anker PowerCore 10000
・iPhone 11|2回
・Galaxy S10|2回以上
・iPad Pro|1回
10000mAh以上のモバイルバッテリーで世界最小・最軽量クラス。独自技術のPowerIQ・Voltageboostを搭載し、端末に最大2.4Aで急速充電します。カラバリは4種類。トラベルポーチ付き。
スマホ・タブレットが同時充電可能
「大容量」と表現されることの多い10000mAh。充電ポートが2つ以上搭載されており、スマホと容量大きめのタブレットが同時に充電できます。
毎日ちょっとずつ使用し、週末だけチャージしたい人(チャージが面倒な人)にもおすすめ。人気の容量ということもあり、製品のバリエーションがとても豊富です。
モバイルバッテリーの選び方
モバイルバッテリーの容量を知っておくと、使用できる端末や使い方がイメージしやすくなりますね。
ただ、容量だけで選ぶのはあまりおすすめできません。持ち運びにくかったり安全性が欠けていたりすると、すぐに買い替えたり、故障・大きな事故にもつながるおそれがあるためです。
私がおすすめのモバイルバッテリーは、以下の点を満たすモバイルバッテリー。1台で満足でき、リチウムイオン電池による発火や爆発の不安も軽減できるタイプです。
「バッテリー容量+α」でベストなモバイルバッテリーを選ぼう
最近では、キャンプなどのアウトドアや地震・停電などの災害にそなえた超大容量タイプ(20000mAh〜)も人気を集めています。
モバイルバッテリーのバッテリー容量を見ると、以下の点がチェック可能!
「1回のチャージで何回充電できるか?」
「端末がどれだけ充電できるか?」
「どんな端末が充電できるか?」
そのほかの欲しい機能や安全性などもしっかり考えながら、あなたにぴったりなモバイルバッテリーを見つけてくださいね。