車にあるシガーソケット。もともとは、タバコ(シガー)に火をつけるためにあるものですが、現在はUSBケーブルを接続していろいろな電子機器を充電するまで進歩しました。
多くの人がスマホの充電に利用しているのではないでしょうか?実は、上手に利用すれば普段家で消費している電気代をいくらか節約することも可能。
では、車のシガーソケットをまったく使っていない人・スマホの充電としてしか使っていない人へ、「こんなこともできるんだ~!」という使いみちを紹介していきましょう!
目次
シガーソケットを使う前に電圧をチェック
日本製の車の場合、DC12V(乗用車)・DC24V(トラックなど大型車両)の直流が供給されています。「DC」とは、車のバッテリーからくる直流コンセントのことで電流の向き・強さが一定なのが特長です。
一方、家電製品の対応電圧は「AC」で交流仕様。シガーソケットにそのまま使うことはできませんが、インバーター(変換機器)を使えば、コンセントに挿し込むようなテレビ・DVDプレーヤーなどのAV機器やゲーム機などが車の中で使えるようになります。
シガーソケットを電源として使うときは、その電気機器の対応電圧をチェックするようにしましょう。車載グッズとして販売されているものは、「12V・24V車対応」などと表示されています。
消費電力が高いと、車のバッテリーが上がりやすくなるので注意。特に家電製品の消費電力は車載グッズよりも高めなので、インバーター・家電製品の取扱説明書などで消費電力を確認しましょう。
ドライブレコーダーの電源になる
シガーソケットは、ドライブレコーダーの電源として使えます。ドライブレコーダーは、事故が起きたときの状況を映像で証明するためのアイテム。ほかにも、無茶な運転の被害にあったときの証明映像としてや、ドライブ中のステキな景色を録画するカメラとして最近とても注目されるようになりました。
ドライブレコーダーは、シガーソケットを電源にするものが一般的です。でも、車に標準装備されているのは「1つだけ」の場合が多いので、スマホなどの充電もすることを考えて2つ以上の増設をすると良いでしょう。
オススメ商品
Otium|シガーソケット
USBポートが4つ、ソケットが3つに増設できるシガーソケット兼シガーチャージャー。USBポートの最大出力は6.8A/5Vで、急速充電が可能です。また、電圧測定器がついていて、12V以下になるとディスプレイが点滅して知らせてくれます。
シガーソケットには、ドライブレコーダーはもちろん空気清浄機や加湿器などもOK。USBポートにはスマホ・タブレットなどを同時充電。それでもまだ、さし込み部分が残るほど十分な電源が確保できます。
PHILIPS|3連 シガーチャージャー DLP2019
2017年、日本に初上陸したPHILIPSのモバイルアクセサリ。USBポート1つ、ソケット3つに増設できるシガーチャージャーです。USBポートの出力は2.1Aで、スマホ・タブレットが同時充電可能。ON/OFFのスイッチがついているので、個別に電源を供給できます。
また、電圧測定メーターが表示するLED(ブルー)の数字で電圧がチェックできます。過電流・過電圧・加熱・ショートなどの保護機能も搭載しているので、安心して使えますよ!
スマホ・タブレット・PCが充電できる
運転中は、スマホやタブレットが使用できませんよね。ということは!このタイミングで充電すれば車を降りたあとのカフェ・ショッピングモール・家の中などで使うときは電池100%!車の移動時間を有効活用できるんです。
シガーソケットにさしこむものは「シガーチャージャー」といい、スマホだけでなくタブレットやPCを充電できるタイプのものも販売されています。
充電が遅いと感じたら出力(A)をチェック
運転中に充電していても、いざ使いたいときに充電がほとんど増えていなかったらなんだかショック。シガーチャージャーを選ぶときは、USBポートの数をみて充電可能な台数で決めるのも1つの手ですが、何アンペアまで使えるのかをチェックするのも大切です。
充電の速度は、出力(A)の大きさで決まります。例えば、1Aと2.1Aを比べると2.1Aのほうが高速充電。複数台同時に充電できるタイプのシガーチャージャーを使うときは、出力(A)の大きいほうへさし込めば充電完了が速くなります。
オススメ商品
Anker|PowerDrive2
USBポートが2つついているカ―チャージャー。Anker独自技術のPowerIQ・VoltageBoostを採用しているので、超高速充電が可能です。最大出力は各ポート2.1A。iPhone・iPad・Xperia・Galaxy・iQOSなどいろいろな電気機器を2台同時に充電できます。
見た目は、黒色×赤色でかっこいいデザイン。差し込み部分がLEDライトで光るので夜の運転中も使いやすいです。業界最小・最薄・最軽量なので、シガーソケット周りの無駄な空間を作りません!
PHILIPS|3ポート カーチャージャー DLP2012
USBポート(2.4A)1つに、Type-Cポート(5V/3A)・QC3.0ClassA対応ポートが1つずつついた、計3ポートのシガーソケットUSBシガーチャージャー。スマホだけでなく、Type-C搭載・QC(3.0&2.0)対応のタブレットやゲーム機などを高速で充電できます。
その時間、なんと35分で最大80%!ちょっとした移動中でも、満足のいく充電が期待できます。外装は燃えにくいABS+PCを採用。過電流・過電圧・加熱・ショートなどの保護機能も搭載済みなので安心して使えますよ。
モノラルイヤホン(ワイヤレスイヤホン)で安全運転
車の運転中はかんたんに通話ができませんよね。ハンズフリー機能のみを使うとスマホを片手に持っていないといけないので危険。特に、台風や大雪など天気の悪いときの運転中はカナリ危ないです。
そんなとき、Bluetoothを利用するモノラルイヤホン(ワイヤレスイヤホン)を使えば通話がとても楽に。運転中に電話がかかってきても、安全です。
オススメ商品
ZNT|N1 Bluetoothイヤホン
耳の穴ほどのとても小さなBluetoothイヤホン。その重さは硬貨50円(4g)と同じで、運転中も気をとられにくいデザインとなっています。1時間のフル充電で150時間通話可能。連続通話は6~8時間まででき、音楽再生も6時間まで可能です。
充電器はUSBタイプ。シガーチャージャーのUSBポートに充電器をさしこんでおけば、運転中に電話がかかってきてもハンズフリー通話で安全!高音質なので、きれいな音声・音楽も楽しめます。
PHILIPS|DLP1801
モノラルイヤホン&シガーチャージャーが一体型になっているタイプ。シガーソケットに直接さしこんで充電できます。マグネット付きで、取り外すと受話・さしこむと終話という自動接続機能あり!上記の商品のようにUSBポートが必要ないので、USBポートのあるシガーチャージャーを増設する必要がありません。
さらに、5V/2.4AのUSBポートも1つついていて、タブレットも急速充電可能。医療用シリコンをイヤーパッドに使っているので、長時間付けていても耳が痛くならないデザインです。
DLP1803/PHILIPS
こちらも、上記と似たような機能で似たような使い方ができます。特長は、耳たぶ2つ分くらいの大きさでファッション性が高いこと。ぱっと見「イヤリング?」と勘違いしそうなほどオシャレなモノラルイヤホンです。
増設すればほかにもたくさん使える
増設したシガーソケットは、ドライブ中に役立つだけでなく、キャンプ・BBQなどの車内泊のときにも重宝します。今回お話ししたのは、「ドライブレコーダー」「電子機器」「モノラルイヤホン」の充電に使える!ということでした。そのほか、車内用の空気清浄機・加湿器・ライトなどにも使えますよ。
運転が今よりもっと安全で楽しくなるように、シガーソケットをぜひ有効利用してみてくださいね!