2018年5月30日、中国の広東省広州市内を走るバスの中で爆発が発生しました。火元は、乗客のバック内にあった携帯電話用の「モバイルパワーパック」。けが人はいませんでしたが、いきなりの爆発に車内にいた乗客・運転手が一同騒然。日本にまでニュースが飛び込んできました。
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すぐに煙が充満、焦げた強いニオイ
爆発前、バスに揺られながら男性2人が座って談笑をしています。さらに、通路を挟んでもう1人の男性が乗車。すると、通路側の男性の持つバッグが炸裂し炎上。すぐにモクモクと煙が上がります。
バッグの持ち主は、バッグを床に投げ捨てて炎をもみ消したものの、車内は、プラスチックの焦げた強いニオイで充満。バスの運転士は緊急停止をし、燃えるバッグをバスの外へ蹴り落としました。
モバイルパワーパックとは?
今回の火元となったモバイルパワーパックは、過去にも50件以上の爆発事故が報告されているとか。アエロフロート・ロシア航空内でも、中国人乗客の持つモバイルパワーパックが爆発・発火し一時パニック状態になったようです。
そもそも、モバイルパワーパックとは?簡単にいうと「ガラケー用モバイルバッテリー」です。
出典元:株式会社モンベル(2018年6月14日時点)
モンベルのモバイルパワーパックには、大手携帯キャリア「au・DoCoMo・Softbank」のコネクタ・USBメスコネクタ・接続用ケーブルが付属。本体チャージようにUSBオスコネクタも付属しています。
基本スペック
- 素材:ABS樹脂※主素材
- 重量:85g
- サイズ:約113×100×14mm
- 仕様:出力電圧:5V、出力電流:900mA
- 内蔵電池:3.7Vリチウムポリマー電池/1700mAh
リチウムポリマー・リチウムイオンのちがい
モンベルのモバイルパワーパックは、リチウムポリマー電池を内蔵。モバイルバッテリー製品にも、リチウムイオン・リチウムポリマーのどちらかの電池が内蔵されています。
両方とも、小型&軽量で繰り返し充放電できるスグレモノ。
ですが、電解質に「液体」を使用しているリチウムイオン電池とくらべ、液体の代わりに「ゲル状の導電性ポリマー」を使用しているリチウムポリマーのほうが燃えにくく発火リスクが下がるといわれています。
だた、金属管を使用しているリチウムイオン電池は外部圧力に強いのに対し、リチウムポリマー電池は外装ケースがなければ安全性がとても低いとのこと。耐衝撃性があり、内部/外部圧力に強いのは、リチウムイオン電池だということになります。
モバイル〇〇は安全第一!
モバイルパワーパック・モバイルバッテリー。どこにいても自由にスマホの充電ができてとても便利ですよね。でも、粗悪品や安全性が確立されていない製品を使うと、自分や他人に迷惑がかかる可能性大!最悪、命を失うことになりかねません。
今回、爆発したモバイルパワーパックがどこの製品かはわかりませんが、携帯した結果爆発→他人へ迷惑をかけてしまうことに。バスの事故もなし、けが人は出なかったとのことで本当によかった・・・。
高い安全性を誇るフィリップスのモバイルバッテリー
フィリップスのモバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を内蔵しています。開発・設計の段階でたくさんの試験性テストを実施。クリアしたものだけが出荷されているため、高い安全性が期待できる製品です!
実際、充電中はモバイルバッテリー本体が熱くならず冷たいままで安心して使えます。
モバイルバッテリーやモバイルパワーパックは、自宅外、交通機関や車内など他人のいる場所で使うもの。だからこそ、他人への迷惑・大きなニュースを防ぐためにも安全性の高い製品を使うようにしましょう!